2010年05月06日

印紙が貼ってないと契約無効?


こんにちは。税理士の山内です。

印紙について日頃よく聞かれるご質問に対し、Q&A形式でお答えしていきます。


まず今回はこんなご質問。


【Q】会社の引越しのために昔からの書類を引っ張り出して整理していたときに、以前の契約書で印紙のないものがいくつか見つかりました。
この契約は現在も続いているものなのですが、印紙が貼っていないので無効ということになってしまうのではないかと心配です。大丈夫でしょうか。


【A】本来は印紙の添付が必要な契約書等の文書に印紙が貼っていないからといって、その文書ならびに契約が無効になる、というものではありません。


ただし、本来貼らなければいけない印紙が貼っていないことが税務調査等で税務署に見つかれば、その納付しなかった印紙税額とその2倍に相当する金額との合計額(すなわち本来貼るべき印紙税額の3倍)に相当する過怠税が課せられます。

会社に税務調査で税務署等が入ることになったら、法人税や消費税などに気を取られがちで、案外よく忘れがちなのが、この契約書等の印紙の添付漏れです。


ちなみに、印紙税の起源となる明治6年の太政官規則「受取諸証文印紙貼用心得方規則」では、印紙を貼るべき文書でその貼り付けがないものは、裁判などの場で証拠として効力はないものとされていました。

しかし、その後の改正を通じてこの規則は削除され、現在では印紙の添付の有無によりその文書の効力が左右されることはなくなっています。


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税理士・山内司 / 山内会計事務所 【石川県金沢市】
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ラベル:契約 印紙
posted by 税理士・山内司/山内会計事務所 at 13:38| 印紙の基本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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